■ラジカルフラワーの技術的な仕組みは?
シックハウスの原因の一部である有害物質を分解し、消臭・抗菌・抗ウィルス・防汚・防カビに優れた効果を発揮します。そのパワーは自然の恵み、天然ミネラルによるもので、無色透明・無臭の液体です。消臭効果や抗菌効果は分解反応によるものであり、吸着作用や中和作用によるものではありません。
有害物質の分解は、触媒としての反応原理に基づくものです。空気触媒に含まれるカリウム40(40K)が、空気中の水分子に働きかけ、ヒドロキシルラジカル(・OH)と過酸化水素が生成されます。過酸化水素からは、空気触媒中の鉄やチタンなどの遷移元素が働くフェントン反応によりヒドロキシルラジカルが生成されます。
また、過酸化水素から生成されたヒドロペルオキシルラジカル(・OOH)や空気中の酸素を原料とする反応によりスーパーオキシドイオン(O2-)が生成され、このスーパーオキシドイオンも分解反応に寄与します。この空気触媒が生み出すラジカルによる酸化力が細菌やカビに対して有効であり、この反応により細菌を死滅させ、カビの生育を抑制します。
空気触媒は、空気中の水からヒドロキシルラジカルを生み出し、空気中の酸素からスーパーオキシドイオンを生み出します。これらのラジカルが空気触媒の作用発現に重要な役割を担っています。これらのラジカルは役割を終えれば再び水と酸素に戻り、空気中に帰っていきます。空気触媒は空気と空気中の水と酸素を循環させて利用することにより効果を発揮します。
■どんな匂いを消臭しどんな効果があるの?
酸化還元反応によりシックハウスやイヤな臭いのもととなる有害物質を分解します。
ここで言う有害物質とは、生活臭・トイレ・ペット・汗などの臭いの代表格ともいえる硫化水素やアンモニア。そしてシックハウスの原因となる揮発性有機化合物でホルムアルデヒド・トルエン・キシレン・エチルベンゼン・スチレンの5物質、これにアセトアルデヒドを含んだものをおもに言います。
臭いはそれ単体が発生するものもあれば、様々な臭いが時間とともに混ざり合って不快になる場合も多くあります。
また、ウイルスの構成成分(蛋白質・脂質・核酸など化学物質)を酸化分解するので、インフルエンザ等ほぼ全てのウイルスに効果的に作用するという試験結果が出ています。
■どうして汚れないの?
ラジカルフラワーはイオン導電性により優れた坊汚性能を発揮します、従って表面が汚れにくくなります。
また帯電防止効果によりホコリが付着しにくくなりお掃除も簡単です。
■いつまで効果が持続するの?
半永久的です。
ラジカルフラワーは有害な物質に直接対応するのではなく、有害な物質を分解消滅させるラジカルを生成させる能力を持っています。
そのラジカルは空気触媒の中に存在したり、変化して発生するのではなく、触媒反応力により空気中の水と酸素から生み出されます。
したがって減ってしまい効果が無くなるなどということはありません。
■光触媒フラワーとラジカルフラワーの違いは?
光触媒は充分な光(紫外線)エネルギーがある場所では空気触媒と同じく高い分解力を発揮しますが必ず充分な光を必要とします。
シックハウスや消臭・抗菌等を望む場合の室内ではラジカルフラワーが力を発揮します。
光を必要とする光触媒に比べ、ラジカルフラワーは空気さえあればどのような場所でも24時間機能し続けます。
■どのくらいの広さにどのくらいの花を置けば効果がありますか?
ラジカル加工されている部分が多いほど有効だと言えますが、実際の生活は実験室と違い部屋のドアを開閉したり新たな臭気が加算されたりと 刻々と変化します。
例えば消臭効果の場合、アンモニア臭であれば2時間で100ppmから10ppm近くに激減し、24時間でほぼ0ppm近くになります。
通常のお花は癒しとして飾るだけですが、空気触媒のお花は24時間働いています。
たくさん置けば置くほど空気中の水と酸素を利用して有害物質を分解します。
実験セットも用意しておりますのでご興味のある方は是非お確かめください。
■スプレー缶との違いは?
手軽に吹き付ける出来る反面、付着力は弱いです。
当方工場で使用するスプレーガンは花に対応した専用ノズルを使用し、花材びっしりとラジカル加工するため洗ったとしても落ちません。
■ラジカルフラワーは他のお花とどこがどう違うの?
ラジカルフラワーは建築家 榊原正樹が建築の世界で使用する触媒の素晴らしい効果を花に活用したらどうだろうかと実験、試行錯誤を繰り返した末に出来上がったものです。
ラジカルフラワーは厳しい建築業界と同じものを使っており、身体にも環境にも優しくこれからの時代に必要とされるお花です。